人がいるところにインターネット広告あり

こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、金曜日は山田がお届けします。

アクトゼロでは、日々ネットマーケティング領域において様々な施策を企画提案しているのですが、インターネット広告の領域で常々感じていることがあります。
それは、まずひとつ目に技術の進歩が速いという点、そして、ふたつ目にインターネット利用スタイルの変化によって刻一刻とその接触ポイントが変化していっている点です。
ネットの利用スタイルの変化に伴って人が集まる場所が変わり、その場所ごとに新たな広告の形生まれてきているのです。

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インターネット広告は、人が集まるサイト内にバナーを掲出するところから始まりました。いわゆる純広告と言われるもので、今でも大手サイトにはこうしたメニューが準備されています。
そこから、より効率的に多くの露出を行えるアドネットワークのような形態に変化していくわけですが、それとは別の形態として“検索する”というインターネットの利用方法が一般化するに伴って、リスティング(検索連動)広告が生まれました。検索は未だにインターネットの利用で一般的な手法であるため、依然としてリスティング広告が強力な手段として存在し続けています。

もはや定番となったソーシャル広告の存在感

そういったインターネット広告の流れにあって、最近ではソーシャル広告が勢力を伸ばしてきています。
ソーシャル広告とは、いわゆるFacebookのニュースフィードやTwitterのタイムラインに表示される、SNS上で露出するタイプの広告です。

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このソーシャル広告の強みはなんといっても、細かなセグメントを切れるターゲティング機能です。
フォローしているアカウントやいいね!しているFacebookページの情報を元に、ユーザーの興味関心(インタレスト)にフォーカスして効果的に露出できるのはもちろん、Facebookでは年齢や性別、住所、趣味など、実際にユーザーが登録しているプロフィール情報に基づいて、精度が高いターゲティングが行うことができます。

さらに、ソーシャル広告がその存在を高めているのは、精度の高いターゲティング機能だけではありません。近年、SNSを使用している時間が年々増えていっていることも、大きな要因となっています。
ちなみに、総務省の発表しているデータによると、10~20代のコミュニケーションサービスを利用する時間が平日で40~50分/日で、休日になると10代では80分/日まで伸びています。

FacebookやTwitterに代表されるソーシャルメディアは、間違いなく、インターネット上で多くの人が集まる場所になりました。ゆえに広告価値のある場所となり、今や非常に効果が高い広告として、高い評判を得ているのです。これまでは、FacebookやTwitterがソーシャル広告の中心でしたが、もしかしたら、今後もう一つのサービスが入ってくるかもしれません。そのサービスとは、Instagramです。

Instagramは今や人が集まる場所に成長

すでに多くのメディアで取り上げられているとおり、日本でも本格的にInstagaram上で広告の配信が始まりました。Instagramが広告をスタートしたのは、アクティブなユーザーが多くなってきたを表していると言えます。
先日のブログでご紹介した通り、グローバルでのアクティブユーザー数は3億人以上で、すでにTwitterを抜くサービスに成長しています。

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Instagram広告は、まだまだ一般の企業にはサービスが解放されていませんが、これから徐々にすそ野を広げていくと考えられます。
また、Facebook傘下のサービスであることから、もし、Facebook譲りのターゲティング機能やインターフェイスが提供されるとしたら、手軽に多くのユーザーを相手に効率的に露出を図ることができるようになるかもしれません。そういった点から、第3の存在として、Instagramの動向は注目していく必要があります。

Instagramに限らず、人が集まるところにこそ、接触のチャンスはある…。インターネットだけに限らず、リアルのマーケティングでも同じことが言えるかもしれませんが、次はどのサービスが一般の人に受け入れられるのか、そういった視点を持つことは、マーケティングにおいて最も基本的な姿勢なのかもしれません。

アクトゼロ / 山田