住所を知らない友達にも。LINEのソーシャルギフトサービスがスタート。

アクトゼロの藤村です。火曜日のプランナーズブログをお届けします。

LINE株式会社は先週の11月13日、同アプリ上で繋がっている友達に贈り物ができるサービス「LINEギフト」を、「LINEモール」上で開始することを正式に発表しました。

メッセージアプリ発祥ならではの「つながり」重視EC

今回発表されたギフトサービスを提供する「LINE MALL」は、2013年12月にプレオープンした個人出品のスマホECサービス。
スマホで撮影した商品画像と、希望販売価格を設定するだけで出品が可能な、フリマアプリに近い位置づけでリリースされました。
LINE独自の強みとなる「つながり」を最大限に活かしたECサービスとして、今夏「LINEグループ購入」の開始と同時に順次リリースが発表されていた「LINEギフト」ですが、どのようなサービスなのでしょうか。

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ひとつめの特徴は、プレゼントを贈るまでの関連コミュニケーションが、すべてLINE上で完結する仕組みになっているという点です。
贈る相手へのメッセージはもちろん、連名で贈る複数名のユーザー間やりとりも、LINEギフトサービスの一連の流れですべて賄われています。

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ふたつめの特徴は、贈り先の現住所を把握しておく必要が無いという点。
これに関しては個人的に。本サービスのなかで最もキモとなるポイントだと感じています。
郵便物でのやりとりが激減し、ウェブ上(アプリ上)だけの交友関係も当然になりつつある今、住所を尋ねるという行為自体なかなか敷居の高いもの。
その障壁を取り去ることで、「ソーシャルギフト」の存在がぐっと身近に、とっつきやすくなっていますよね。
特に贈る側のユーザーにとって、ギフトを贈るという行為がなんの気兼ねもなく行えます。
ちなみに、送付先住所に関しては、受取主が直接指定する仕組みになっています。

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みっつめの特徴としては、こちらもメッセージアプリの強みを活かした「割り勘購入」制度です。
本機能によって、代表者が呼びかけ集金し…というこれまでの手間なく、それぞれの決済でスムーズに共同購入ができるようになりました。
購入する商品についても簡単にシェアして確認することができるので、セレクトに要する時間も大幅に短縮されるのではないでしょうか。

さいごに

現在、LINEモール上のギフト対応商品は、下記ブランドのラインナップとなっています。

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12のショップでのリリースとなりましたが、今後参入ショップもどんどん増えてくるはずです。

ギフト商品のラインナップは、500円台のボールペンから18万~のエルメスの腕時計までさまざま。

気軽に贈れる「LINEギフト」の本格始動で、ソーシャルギフトを活用するユーザーがどれだけ増加するのか注目です。